今日はこんなコンサートへ足を運びました。
クラシックの常識を覆すと銘打っているこのコンサート、先ほど、終演し、余韻冷めやらぬホヤホヤの感覚でパソコンを打っています。
ジェフ・ミルズ×東フィルの爆クラ(爆音クラシック、ホールがクラブに!)以来の未知との遭遇にワクワク。
そこに今回は東京、仙台、そしてロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ「WOW」が映像演出を手掛けたまさに贅沢すぎる企画です。
これはもう、素晴らしい空間にならないわけない!と期待を膨らましてホールへと向かいました。
落合さん自身も「マジでチケットを買わなかった人は損してると思う」と仰っていましたしね。(なんと、実は昨日このコンサートを知って、即購入です。笑 何事においても知らないって一番怖い。)
このタイミングで、会場入りしちゃうあたりで、もう普通の方とは時間への価値観が違うんだと思います。(いい意味で)
ぶっちゃけ、何なんだろう、この時間って思ってしまう”お付き合いの時間”て、すごく多いです。
何時間も前に入って、儀式のようなリハをやるのもスペシャリストにとったら、本当に必要な時間なのかと言ったら謎です。(演奏の打ち合わせ的な意味合いを持つリハは勿論必要です。)
時間は生命、そう言いますものね。
未来的デバイスで体感する音楽
今回私はS席だったんですが、SS席では何やら新兵器(?)を使って音楽を「身体で感じる」ことが出来たそうです。新兵器というのがこちら。
SOUND HUG
この光る白い球体、抱きかかえることで、まるで音をハグするように、音の速さやリズムを振動で感じられるという、バルーン型のデバイス。なんて未来的!
Ontenna
このヘアピンのようなデバイスは、髪の毛に装着し、振動と光によって音の特徴をユーザに伝える。いわゆる「まるで猫のヒゲが空気の流れを感じるように、髪の毛で音を感じることのできる装置」なのだ。ちなみに、富士通(株)の開発。
すごい時代になったものです。
コンサート内容
踊りをテーマに、キャッチーで短めなクラシック音楽がセレクトされていて、聞きやすいです。いつもとは違うホールの雰囲気。客層が普通のクラシックコンサートとは違います。カメラをさげたお洒落男子もたくさんいました。
そのうち、カラーの照明とともに、ステージ中央のスクリーンに映像が映し出されます。
よくありそうな演出。
この時は、私はまだその映像の凄さがわかっていませんでした。
実は、映し出された映像は作られたものではなく、海老原さんの指揮に合わせその場で、反応していたもの!
音楽も生、映像も生、ということです。
そう知ると、瞬間芸術としての価値が高まります。
その後、最後までテーマに合わせ光る棒とスクリーンによって空間が作られていきます。
休憩を挟み、ワークショップ。
SNSオッケータイムに、ホール中にシャッター音がひしめきます(笑)
落合さんの指揮に合わせ、動く光。
今日初めてオーケストラの演奏を聞いた方には、一生忘れられないクラシックコンサートデビューになったんじゃないでしょうか。
まとめ
その言葉に、最も似合うプロジェクトなのではないでしょうか。
新たなクラシックの可能性に触れて、インスピレーションを駆り立てられるはず。
▼日本フィルハーモニー HPより引用▼
オーケストラが誕生して約300年。その間、写真、映像といったメディアが生み出され、進化してきましたが、指揮者と楽器奏者で構成されるオーケストラの構造はずっと変わっていません。しかし、このコンサートでは、「映像装置」を楽器奏者として加え、オーケストラという編成をトランスフォーム(=変態)します。この楽器としての映像装置のスコア(楽譜)を新たに書き起こすのが落合陽一です。コンサートでは、曲目ごとにオーケストラが様々に変態していきます。これまでの「音楽」に映像が従う、または「映像」に音楽を合わせる主従の関係をDISRUPTION® (創造的破壊)して、映像も音も、並列の関係でオーケストラとして再構築します。「現代の魔法使い」落合陽一が、テクノロジーによってオーケストラを変え、耳、目だけでなく全身で体感する新たな「体験」を提供します。
【プログラム】
おまけ
シアトル帰りのクラリネット奏者のまつりちゃん(安藤綾香さん)と席が近かったという奇跡!久しぶりに会えて嬉しい〜!
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